IT化サービスマネジメント支援
企業全体のIT化方針、戦略に基づき、個々のIT化プロジェクトを推進し、IT化構想策定、構築、運用に至るIT化サービスのPDCAを回すこと、すなわち、継続的に改善を繰り返すマネジメントが必要と考えます。これをIT化サービスマネジメントと称しています。
アクト・コンサルティングは、ITの設計事務所として、IT化サービスマネジメントを支援しています。
1)目的価値の実現度評価
今後ますますITは業務全般に係わり、横串を刺した業務の活動基盤、情報基盤として、また蓄積した情報は知的活動基盤として、将来ビジョン実現に重要な役割を果たします。しかしながら、システムを作る段階には力を入れても、運用を開始するとそこでプロジェクトは終了し、解散されるのが常です。運用はアウトソースしてお仕舞い、では、ITシステムも短命に終わります。
従来、将来を見通したIT化戦略を立て、ロードマップを描き、それに基づき、徐々に目的とする姿に近づける、情勢が変われば戦略自体を見直し、是正するという継続的なやり方でIT化を推進している企業は多くありません。ぶつ切りではなく、1つのプロジェクトで得られた経験・ノウハウなどの知見を顕在化させ、次に繋げながら、更なる展開を図ることが重要です。
IT化サービスの持続的な運営には、システムの構築面でも運用面でも、定められた標準化、共通化基準に適合しているかを評価するルールとそれを継続する体制が必要であり、ITを活用した業務実施結果の評価が重要です。
アクト・コンサルティングは、以下を支援します。
- IT化の効果、有効性について定量的に評価すること
- そのための評価指標を決め、ITシステムに組み込んでおくこと
- ITを活用した結果もたらされる目的価値の実現度合いを評価すること
- そのための評価指標を仮決めし、システムに組み込んでおくこと
- 評価指標は、実態に応じて見直すこと
2)IT化サービスのマネジメント支援
ITは業務改革の強力な武器ですが、IT単独で業務改革ができるわけではありません。組織、マネジメント、設備、制度、人材改革とあいまって達成されるものです。ITは業務改革のステップに伴走する形で成長を遂げるとも言えましょう。併せて、業務知識とITの知識、経験とノウハウを暗黙知から形式知化し、個人知から組織知に転換する地道な活動が必要となります。
アクト・コンサルティングは、以下のIT化サービスのマネジメントを支援します。
- IT化の語り部として、IT化の構想段階から開発、運用に至る経緯、そこでの知識、ノウハウ、経験を次代に引継ぎます。
- 一貫した視点でIT化サービスを視て行きます。方針とずれた場合は、是正する、または方針そのものを変更するよう経営、管理職、現場それぞれに働きかけます。
- 獲得した知識を定着させ、知識創出に向けた触媒の役割を果たします。