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「プロフェッショナル・ベンチマーク」実践コース
革新推進の企画段階で、早期に先行事例や競争相手の動向を知れば、自信を持って革新の方向を想定することができます。戦略策定では、競争相手と自社のポジションを明らかにし、目指す方向を明確化できます。戦略実行段階では、「競争相手はここまで進んでいる」「異業種先進企業はこのようにして問題を解決している」「顧客はここまで望んでいる」といった事実で、意志決定者の革新実行の決定を支援し、また、関係者を革新に向けて方向付けることができます。
ただし、ありきたりな調査票をもとに、Webや本で公開情報を集めるだけでは、上記を達成することはできません。以下が必要です。
- 単に公開情報を調べるだけでは、相手企業の戦略の背景、本当の強さ、成功要件は分からない。「行って聞く」必要がある。
- 調査の前に、「自社は何を明らかにし、それを基に何を判断するか」そしてこれを明確化するために、「どのような革新を果たすべきか」といった仮説が必要である。
- 意志決定者の革新の決定を支援するために、意志決定者がどのような意志を持ち、どのような決定上の課題を持っているか、事前に徹底的に詰めておく必要がある。
- ただ質問項目を準備し、淡々と聞くだけでは、大きな成果は期待できない。社外の事実を把握する前に作った質問項目には、大きな視点の抜けがある。従って、相手の話を聞きながら、瞬時に頭の中で仮説を拡充し、これを確認する技術が必要である。
ベンチマークは、戦略策定、業務革新に必要な「プロフェッショナル技術」なのです。本コースでは、コンサルティング会社が活用するベンチマーク技術を修得し、業務革新+IT化の推進力を強化します。
受講していただきたい方
- 一般企業の経営者、CIO、経営企画部門、IT企画部門の責任者、管理職
- ITベンダーの経営者、コンサルタント、営業部門責任者、管理職
教育内容
1)集合教育・・・2日間の集合教育によって、以下の技術を修得
- 1日目
- ベンチマークで何ができるか(定義と位置づけ)
- ベンチマーク事例
- 事業戦略策定における競争相手戦略の調査
- 業務革新推進における先進企業・競争相手の革新実態調査
- IT投資におけるリスク調査とコントロール
- マーケティングにおける顧客・競争相手調査と、拡販成功要件把握
- 基本プロセス
- 技術
- 革新仮説構築
- 仮説のフレームワーク
- 意志決定課題の明確化
- 調査方法の確定
- 社内調査方法
- 社外調査方法
- プロフェッショナル・インタビュー
- 調査結果の意味解釈
- 2日目
- 実践演習
- まとめ