選抜教育:情報システム部門グローバルITリーダー育成コース
情報システム部門には、今後、グローバルグループのIT機能改革ができるCIO、システム部長が必要になります。業務とアプリケーションのグローバル統合、グローバルグループのIT集中購買、業務の統合とアウトソーシング、本社機能別組織と拠点のマトリクス組織の確立などの改革ができる人材。つまり、環境変化を的確に捉え、目指すビジョンを創造し、関係者を巻き込み、革新を実現する「グローバルITリーダー」の育成が急務なのです。
このような人材は、単にSE、PMをやらせるだけ、ユーザー部門に送り込みビジネス感覚や業務知識をつけさせるだけでは育ちません。グローバルITリーダーの人材ビジョン、思考・行動方法を明確化し、改革スキルを学ばせ、「改革テーマ」を与え、グローバルな育成の場で鍛えることが必要です。
当社は、グローバルITリーダーを教育し、ユーザー部門の業務改革からリーダーとしてのキャリアをスタートさせ、関連会社・現地法人のシステム責任者として改革を断行させ、やがて事業会社のCIOへと引き上げ改革を進めさせるというキャリアパスで、システム部門の中にグローバルITリーダーを育成する支援を行ってきました。重要なのは、若いうちから改革スキルを修得させ、改革の場を与えることです。
本教育は、次期グローバルITリーダー候補者に、グローバルIT機能改革を企画検討させる中で、リーダーに必要なマインドとスキルを修得させるものです。本教育で実践した企画提案結果は、上位者が評価し、実現可能性が高いテーマは、提案者を中心とした実行へと繋げます。
目的
グローバルITリーダーの育成
受講対象者
グループリーダー、マネージャー(課長)
成果物
グローバルIT機能改革提案書
カリキュラム
3ヶ月間、2週間に1回計6回のMTGと、メンバー間の週次メール検討によって推進します。
集合教育: グローバルITリーダーに必要なスキルとマインド、改革事例を学びます
検討会1: テーマ検討)IT機能改革のテーマを検討・決定します
検討会2: 実態把握)改革の仮説構築のために、テーマに関わる実態を把握します
検討会3: 改革仮説構築)改革の方策、目指すべき姿、期待効果、達成課題、遂行方法の仮説を構築します
検討会4: 検証1)社内外の調査によって、改革仮説を検証します(弊社が社外事例調査を支援します)
検討会5: 検証2)同上
検討会6: 提案完成
提案と評価
・参加者個人別のテーマ推進と、グループによるテーマ推進が可能です。
・開始前に、部門責任者、人材育成スタッフと共に、テーマ領域、参加者の割くべき時間、企画提案後の対応方法を確認、決定します。